マダム珍味の晩飯速報

珍味の出身中学が、弁当なしの生徒のために配達を頼んでいたパン屋さんが、茗荷谷にある藤森パンです。
おかず系からチョコやクリーム系まで70円から100円ぐらいでありました。
朝、ほしいパン、クラスと氏名を書いた専用袋にお金を入れて、パン屋さん専用の部屋に置いてある注文箱に入れておくと、お昼同じ部屋にクラス別の平べったいパン箱が配達され、各クラスの日直がそれを取りに行き、教室でその箱から各自のパン袋を探して受け取るという方式でした。
全部甘いパンを注文すると学校からの指導なのか、ひとつはおかず系のパンに変えられていたらしいです。

珍味はコッペパンにツナサラダがはさんであったツナパンが好きでした。他店のツナサラダはマヨネーズが混ぜ込んであるモッタリした形式のですが、ここのはオイルとかで簡単に和えてあるのをスライスレモンとはさんだだけのサッパリしたもので、そのシンプルさにとりこになったんですよ。このパンが食べたくて弁当なしにしてもらったこともあるくらいです。

それが食べたくて昨日久しぶりに行ったんですが、残念ながらツナパンはありませんでした。もう商品としてなくなったのか売り切れたのかは時間がなくて聞けなかったんだけど、当時からあった白身魚バーガーと、あったけど中学からは注文できなかったタマゴサンドがあったので買いました。夕方だったので少し値引きしてくれたなあ。

ふたつともハード系とは縁遠い昔ながらのソフトなパンですが、白身魚バーガーに使用しているバンズはよくある卵で照りを出すタイプでなく、光沢なしのタイプです。それがいいんだよねー余計な油が取れている感じがして。このちょっと乾いた食感が楽しみたくて、ハンバーガーとかも割高だけどよく注文したもんなあ。タマゴサンドも期待通り、タマゴがあふれていてパンもしっとり感が持続して旨かったです。

春日通りの拡張工事のためかすっかりあの辺りは雰囲気が変わってしまい、藤森パンも新しいビルになっていて見失いそうになりました。

今度行くときはUFOパンとかホクオウパンとか探してみよう。