マダム珍味の晩飯速報

↓って書くと、タンメン食ってさっさと帰っちまったのか？ って思われるでしょうが、
なんと3時間も居座ってしまったんですよー

まず、入ったらちょうど同窓会の名簿係の方がいたんで、名簿の修正などをしたり、お客さんとしてきていた、漢文の先生が昔と風貌がまったく同じだったのでびっくりしたり、在校生の子が来たんで話をすると同じ附属中学だと判明して、藤森パンはまだ健在だとか珍味の担任の先生がまだ在勤しているとかで話が盛り上がったり…

お昼のピークが過ぎるとおばちゃんがいろんな思い出話をしてくれました。接客担当のおじちゃんは他界してしまったこと、珍味のような卒業生がひょっこり子供を連れて食べにきたりすること、今の在校生はあまり来てくれないけど、先生たちは店を大切してくれていることなどなど。

そんな話をしてくれている間も、おばちゃんの気さくな人柄のせいか最近引っ越してきた近所のご婦人が長年のお客さんのように食べにきたりして、横ですっかりくつろいでいるんです。

高校の購買部の人も「学校じゃ吸えないから」と、一服しにきて、けむりをモクモクさせながら、「あんた、なんか見たことあるよ」って珍味のことを懐かしがってくれました。卒業生の顔はなんとなく覚えてしまうらしい。

最後に現れたのが、近所の、本業は塾の先生の人で、珍味が下馬ベーカリーを探しにきたことを話すと
「私が作る食パン、おいしいから今度あげるよ！」
と、いきなりおっしゃったのでした。自宅に業務用のオーブンとパン製造機があって（どんなに広い家なんだ！）、知り合いに分けているそうなんです。なんと一度に30本くらい作るそう。「これは奇遇だ」っと思い、周楽に電話すれば取っておいてくれるらしいんで、近いうちまた来ると約束して次の藤森パンへ向かったのです。

そして、別れ際に、おばちゃんがお土産としてくれたのが画像の品々（草だんごとあんこは義父の好物、タクアンは義母の好物。珍味が来るのを待っていたのか！）。こんなに喜んでくれて、ほんとうにうれしかった。下馬ベーカリーはなくなっちゃったけど、生まれ変わった下馬ベーカリーを発見したようで、大収穫の一日でした！

守衛さんをはじめ、周楽のおばちゃん、名簿係の大先輩、漢文の先生、在校生の女の子、近所に在住の常連のご婦人、購買部の方、パン名人の塾の先生、ほんとうにありがとうございました！！！！！